期間限定マリアージュ~四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図~
こうしてソファに麻莉が座っているだけで、彼女に対する愛しいキモチで一杯になる。

「社長…顔が緩んでますよ…」
「うるさい…弘瀬…コーヒーを頼む」

「承知しました」
俺は小うるさい弘瀬を給湯室に引っ込めた。

「全く気の利かない秘書だ…」

「弘瀬さんはそんなコトないと思いますが…」

「麻莉…君は弘瀬を庇うなんて…嫉妬を煽ってるのか?」


「私は別に…」

麻莉の青い瞳が俺を一途に見つめる。

麻莉に見つめられると何だかテレる。
「俺の顔に何か付いてるか?」

「やっぱり…ハワイに行って肌焼けましたね…」

「あ…そうだな…」

ハワイのハネムーンから二週間が過ぎていた。
俺達は今更だが、甘い新婚生活を満喫していた。

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