期間限定マリアージュ~四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図~
紡様が佑介様の書斎に入って来た。

「紡君…ノックした?」
「しましたよ…佑介さんじゃあるまいし…ちゃんとノックしました」

紡様は強い口調で返す。

「そう言えば…浩明君は新婚さんだったね…」

「浩明…佑介さんの用事は済んだろ?俺と仕事の話しよう…来いっ!」

俺は紡様に呼ばれ、佑介様の書斎を出た。

「本宅に来ていたんですね…」

「あぁ~他の用事でな…」

「・・・麻莉さんの父親…誰か知ってるぞ…」

「えっ?」

「俺がコンサルタントで受け持ってる会社『サディークジャパン』アヴァン・シト・ハフィール社長の父親だ」

「!!?では麻莉は「ガルーダ王国」国王陛下の娘…」

「・・・そうなるな…詳しい話はリビングでしよう」

俺達はリビングルームで話の続きをした。



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