期間限定マリアージュ～四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図～

その後、俺の血液検査の結果が出た。
Rh(+）

高い確率で胎児も俺と同じ血液型になる。
妊娠経過の中で何度か血液検査を実施して、麻莉の血中の中にD抗体が作られていないかチェックするらしい。

そのD抗体が作られていなければ、普通に出産をを行うようだ。

「やはり…妊娠は千差万別だな…」

「はい…」


「雅か…血液型の不適合が起こるなんて…初耳だ・・・」

俺と麻莉はキッチンカウンター越しで話をする。

俺は話をしながらも、包丁で野菜を切っていた。

麻莉は母子手帳に挟んだ赤ちゃんのエコー写真を愛し気に見ていた。