期間限定マリアージュ~四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図~
「父上は君の存在を大層喜んでいる。君の母親の瑠莉さんのコトは残念に思っているが…」

「・・・」

アヴァンさんの言葉は俺の胸に深く突き刺さる。

瑠莉さんは・・・

「だから…一度『ガルーダ王国』に足を運んで欲しい…」

「あ、はい…」

麻莉はアヴァンさんの頼みをすぐさま承諾した。

「でも・・・今は…無理です…」

「それは父も分かっている…その子が誕生してからの話だ…これを父から預かった」

「えっ?」

アヴァンさんは麻莉にルヴァン国王から預かったモノを渡した。


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