期間限定マリアージュ~四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図~
四年越しのエンゲージリング
男性の中には甘いものが苦手な人も居るけど、彼は美味そうに私の差し入れたチョコロールケーキを口に運んでいた。
私は心の中で安堵して、オーダーをこなしていった。
店は閉店。
私は更衣室で私服に着替え、彼の待つ『エルネ』の正面玄関の外にある星形のオブジェの前に急ぐ。
「すいません…」
「いや、構わないよ…」
神戸社長は息切れする私に優しい言葉を掛ける。
『自分の子を産んでくれ』と理不尽なコトを言いながらも、彼は優しかった。
「左手を出して」
彼の促され、私は左手を彼に差し出した。
彼は差し出した手にスーツの上着のポケットから取り出したジュエリーケースの蓋を開けて、台座から抜き取ったダイヤのリングを薬指に嵌めて来た。
「弘瀬のヤツ…凄いな…君のサイズにピッタリだな」
私は心の中で安堵して、オーダーをこなしていった。
店は閉店。
私は更衣室で私服に着替え、彼の待つ『エルネ』の正面玄関の外にある星形のオブジェの前に急ぐ。
「すいません…」
「いや、構わないよ…」
神戸社長は息切れする私に優しい言葉を掛ける。
『自分の子を産んでくれ』と理不尽なコトを言いながらも、彼は優しかった。
「左手を出して」
彼の促され、私は左手を彼に差し出した。
彼は差し出した手にスーツの上着のポケットから取り出したジュエリーケースの蓋を開けて、台座から抜き取ったダイヤのリングを薬指に嵌めて来た。
「弘瀬のヤツ…凄いな…君のサイズにピッタリだな」