期間限定マリアージュ~四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図~
彼女が俺の妻・・・


父が勝手に提出した婚姻届。

俺は四年目にして、妻の存在を知った。

それも、瑠莉さんの娘。

彼女は俺のせいで母親が殺されたと知れば、どんな顔をするだろうか…

俺は彼女と一生連れ添う気はない。
愛するコトもない。

それが俺の誠意。

事実を知れば、彼女は俺を憎む。
あんなにも澄んだ瞳を憎悪で染めるのは可哀想だ。

子供が生まれ、遺産が手に入れば、全ての遺産を彼女に与え、離婚する。

それでいい・・・


「社長…声掛けないんですか?」

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