期間限定マリアージュ～四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図～

「これはブルゴーニュ地方のボルドー産の赤ワイン、日本未上陸のシェコラティエが作るチョコレート、これはバター、料理にも使える天然塩、緑茶をベースにした紅茶だ…」

ダイニングテーブルには彼が私の為に買って来たお土産で埋め尽くされた。

「あ…これは…マルセイユ石鹸ちなみに香りは薔薇の香りだ」

「へぇー…」

「・・・ブランドバックも買ってやりたかったが…時間が無かった…」

「ブランドバックは別に興味ありませんし…要りません」

「君は社長夫人だ…体裁を繕う為にもセレブの恰好はして貰わないと困る」

「体裁ね…」

私は鼻で笑いながら、バターを手に取り、キッチンに入り冷蔵庫の中に仕舞った。