期間限定マリアージュ~四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図~
私達は食事をしている時が一番上手くいってかもしれない。

「このバター…美味いな・・・」

「はい…何枚でもトースト食べれるかも…」

「宿泊したホテルのブレックファーストもなかなか美味しかったよ。生ハムとプラータのサラダにキャビア添えの卵、焼きたてサクサクのクロワッサン・・・」

「それ以上は言わないで下さい…」

私は彼の言葉を制した。
「麻莉はどれが食べたいと思った?」

「あ・・・クロワッサン…」

「そっか…でも、麻莉の朝食も美味いぞ」

「もう一枚トースト焼きますか?」

「そうだな…」

二人でトーストをもう一枚ずつ焼いた。



< 69 / 207 >

この作品をシェア

pagetop