期間限定マリアージュ~四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図~
「!?」

そして、互いに空手の構えを始めた。
「浩明…勉君は空手の黒帯なの!!」

「そっか…俺も空手の全国大会で優勝した経験があるから…心配は無用だ」

「くそっ!!」
勉君の方から浩明さんに殴りかかって来た。
浩明さんは勉君の攻めを自在にかわして、一発頬に拳を入れた。

唯のインテリだと思っていたが、彼は文武両道タイプの男性だった。
勉君はあっさりと浩明さんにやられ、部屋から追い出された。

「フーッ」と深い息を吐き、額の汗を拭った。

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