期間限定マリアージュ～四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図～

「…私はどうすればいいんですか？」

神戸社長の妻だと知らされた私。
五億を超える額の返済はフリーターの私には不可能だ。


「五億なんて…とても返済できません…」

「…俺は亡き父の遺産をまだ受け取っていない…遺言で示された条件をクリアしていないから」

「条件？」


「その条件さえクリア出来たら、五億以上の金が手に入る…」

「その条件とは何ですか?」


「君に俺の子を産んで欲しい。後継となる子が生まれたら、父の遺産が手に入る…」


「・・・貴方の子を私が産むんですか？」

「・・・父が君の伯父に渡した金は父が会社の金を横領して、用立てたお金なんだ…俺は社長として…会社にそのお金を返済しないといけない…」


「神戸社長…」


「だから…四年越しであるが、挙式を挙げて、俺と一緒に住んで…子作りをして欲しい…」