期間限定マリアージュ~四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図~
彼は光沢のある白いタキシードを選んだ。

「サイズ的には問題ないようだな…」

彼も全身が映る鏡で自分の姿をチェックする。

普段から細身のスーツを着こなしている浩明さんが選んだタキシードも細身のカラダのラインに添ったタイプだった。

「麻莉…君はどう思う?」

「いいんじゃないですか…」

「君はちゃんと見ているのか?」
「見てます。見てますよ…」

「・・・投げやりな言い方だが…それはテレだな…まぁいい…これにします」

「私はテレてなんか・・・」



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