期間限定マリアージュ~四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図~
早速ドレスを試着した。

首許はレース使いでビジュやパールが縫い込まれ、エレガントな雰囲気。
膝上とは言え、背中に向かってのスカートラインは長めで、大ぶりな可愛いフリル。

「試着したか?」

カーテン越しに聞こえる彼の声。

「着ました…」

私の方からカーテンを開けて、彼にドレス姿を見て貰った。

「意外とカラダのライン出るんだな…まぁ―・・・マーメイドラインのドレスはそんなもんか・・・」

「これにします!!」

「分かった…今まで気づかなかったけど…ネックレスしてるんだな…」

「え、あ…はい…母から貰ったプチダイヤのネックレスです…」

このネックレスが唯一私に残された形見。

「父からのクリスマスプレゼントだと言ってました」

「・・・そうか…」

「会計するから…脱いでくれ」
と浩明さんがカーテンを閉めた。

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