期間限定マリアージュ～四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図～

二人で仲良くキッチンに立って夕食作り。
私はサラダ用のキュウリを切り、彼は味噌汁を作っていた。

「・・・こうして並んで女性と夕食作るのはこの部屋に住んで初めてだ」
「以前…住んでいた部屋では誰かと作っていたんですね…」

「まぁな」

「・・・」
まぁ―意地悪だけど、モテる要素は完璧な浩明さん。
私は彼が初めての相手になるけど。

今度参列する高屋副社長夫妻の奥さんは彼の元カノ。

「おいっ!?麻莉…ちゃんと手許を見てないと指切るぞ」

「あ…分かってます」

私は慌てて目の前のキュウリと包丁に神経を集中させた。

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完成した夕食をダイニングテーブルに並べていく。

そして、並べ終わると二人でテーブルを囲んで合掌して、食べ始める。
今夜の夕食は鰤の照り焼きにほうれん草と薄揚げの胡麻和えに、キュウリとレタスのビーンズ添えのサラダ、そして具沢山の味噌汁。