期間限定マリアージュ~四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図~
元カノの挙式披露宴
そして、彼の元カノの挙式当日。

私はブルーのマーメイドラインのドレスに身を包んだ。
「着替えたか?」
「はい…」

「入るぞ」

先に支度を整えた浩明さんがジュエリーケースを持って入って来た。
「何ですか?」

「エンゲージリングとネックレスだ」

「え、あ…」

彼に預けたエンゲージリングは分かるけど。
ネックレスって…彼の新たなプレセントだろうか?

彼はエンゲージリングを台座から外して、私の左手の薬指に嵌めた。
「次はネックレスだ…」

私は母の形見のネックレスを外す。
彼がネックレスを受け取り、代わりにジュエリーケースに入っていたパールのネックレスを渡した。

私はパールのネックレスを着けた。
鏡に映る首許を可憐に彩るパールのネックレスをジッと見つめる。

「気に入ったか?」

「あ、はい…ありがとう御座います」

「じゃ準備も出来たし…行こうか?」



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