魔法の恋の行方・シリーズ5・ダリウスとリセ・おまけの続編
マリアージュとは
<アラステアの山荘・食堂・その4>
だから、
いろいろ面倒くさい事になるので、私は出て行きます
リセは言おうと決心した時、
ダリウスはリセの手を握った。
そして
リセの目を覗き込むように
「正式に妻として迎えると、
俺の抱えているトラブルに、
巻き込まれるのが予想される。
だから
おまえの安全を考えたら、
もう少し時期をみたいと思っていた」
その後、
少し考え込むと、
「もし、子どもが生まれたら・・
女の子なら継承権争いの対象にはならないな。
そこはOKだ。」
ダリウスは、
自分で納得するように、うなずきながら
「お前の寝込み問題と育児の両立は、俺がなんとかすればいいだけだが、
魔女の赤ん坊の世話ができるか・・・自信がない。
正直なところ」
リセはため息をついた。
リセの祖母は、産婆の
仕事もしていた。
まだ年若い魔女たちの
<望まない>妊娠と出産・・・
リセは、
その手伝いもしなくてはならなかった。
「おもしろい!
やろうじゃないか!!」
あの湖の時のダリウスのように・・
楽し気に声が聞こえた。
「今まで、考えてこなかったが・・
俺の子どもが魔女なんて・・
おもしろい!!」
「えええ・・???」
リセの脳裏に
<ダリウスは予想外>という、
あの資料の一文が浮かんだ。
だから、
いろいろ面倒くさい事になるので、私は出て行きます
リセは言おうと決心した時、
ダリウスはリセの手を握った。
そして
リセの目を覗き込むように
「正式に妻として迎えると、
俺の抱えているトラブルに、
巻き込まれるのが予想される。
だから
おまえの安全を考えたら、
もう少し時期をみたいと思っていた」
その後、
少し考え込むと、
「もし、子どもが生まれたら・・
女の子なら継承権争いの対象にはならないな。
そこはOKだ。」
ダリウスは、
自分で納得するように、うなずきながら
「お前の寝込み問題と育児の両立は、俺がなんとかすればいいだけだが、
魔女の赤ん坊の世話ができるか・・・自信がない。
正直なところ」
リセはため息をついた。
リセの祖母は、産婆の
仕事もしていた。
まだ年若い魔女たちの
<望まない>妊娠と出産・・・
リセは、
その手伝いもしなくてはならなかった。
「おもしろい!
やろうじゃないか!!」
あの湖の時のダリウスのように・・
楽し気に声が聞こえた。
「今まで、考えてこなかったが・・
俺の子どもが魔女なんて・・
おもしろい!!」
「えええ・・???」
リセの脳裏に
<ダリウスは予想外>という、
あの資料の一文が浮かんだ。