魔法の恋の行方・シリーズ5・ダリウスとリセ・おまけの続編
<アラステアの山荘・食堂・その6>
<マリアージュ>
リセの脳裏に、この言葉が浮かんだ。
まったく異質なものの組み合わせが、新しいものを生み出す・・・
それは
美しい調和や音色を奏でる。
食堂の窓から
正面玄関のつる薔薇の花が、
雪のように咲き乱れているのが
見える。
この薔薇の花を、
ダリウスの母は見て育ったはずだ。
ダリウスを身ごもった時、
この場所に、笑顔で報告に来ただろう。
同じ薔薇の花を孫娘が見て育つとしたら、
ダリウスの母は、喜んでくれるだろうか。
そう思うと、リセの心に小さな灯火が暖かく、ゆらめくような気持ちがした。
おわり
<マリアージュ>
リセの脳裏に、この言葉が浮かんだ。
まったく異質なものの組み合わせが、新しいものを生み出す・・・
それは
美しい調和や音色を奏でる。
食堂の窓から
正面玄関のつる薔薇の花が、
雪のように咲き乱れているのが
見える。
この薔薇の花を、
ダリウスの母は見て育ったはずだ。
ダリウスを身ごもった時、
この場所に、笑顔で報告に来ただろう。
同じ薔薇の花を孫娘が見て育つとしたら、
ダリウスの母は、喜んでくれるだろうか。
そう思うと、リセの心に小さな灯火が暖かく、ゆらめくような気持ちがした。
おわり