【短編】コンビニ
廉side


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廉side



ひとりが好きだ。

空気を読んで周りに合わせて
わいわいと大人数で行動するのは苦手。


友達がいないわけではない。
クラスにも数人の男友達はいる。

でもずっと一緒にいるわけでもなくて
話したり話さなかったり。
それを彼らも理解してくれている。
だから一緒にいて楽だ。




でもその日は違った。
夏が終わって少し過ごしやすくなった秋の日。

友達に学校帰り、遊びに行こうと誘われた。
女子を含む8人で。

女子も大人数も苦手だったし
もちろん断ったけれど、
今日だけだと懇願され。
普段はそんなことしない友達だから
仕方なくついて行くことにした。


学校の最寄りの駅から4駅。
家とは反対方向で
降りたこともない駅だった。

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