【短編】コンビニ
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今日は文化祭。
僕にとっては嫌な年間行事の1つ。
協調性がないわけではない。
任された仕事はするし嫌だからと欠席もしない。
ただ賑やかなのが苦手だ。
午前中の担当を終えて
僕はいつもの場所に行くことにした。
別館の中庭のベンチ。
そこは人もあまり通らなくて穴場なのだ。
「カケル、僕は担当終わったから後よろしく」
「おう任せろ!」
一応友達であるカケルには声をかけ
早々とベンチに向かった。
「え…」