【短編】コンビニ
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「めっちゃ食べたねえ」
「もう何も入らない!」
「満足だあ!」


有言実行!って張り切って
結局全部の模擬店を回ってしまった。

焼き鳥、たこ焼き、クレープ、ワッフル。
激辛チヂミなんかも食べた。



別館校舎の中庭らしき所にあったベンチに
3人で腰掛ける。
文化祭では本館しか使われていないらしく
別世界のように静寂だった。



「ごめん!元担任に挨拶してきていい?」
「じゃあミレイもついでにお手洗い行ってくる!
すずちょっとここで待ってられる?」
「子供じゃないんだから全然待ってますよー!」


ごめんごめんって冗談っぽく笑うミレイに
ぷくーってほっぺを膨らませてみると
えらいってハナに頭を撫でられる。


いったいどこまで私を子供扱いする気なんだ。
シッシッ て手をはらいのけると
反抗期だって笑いながら2人は行ってしまった。








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