♧♡四季島家のメイドさん♤♢
だれかいたっけな?

そう言われても、すぐには頭に浮かばない。


少し考えていると、ふと目の端にだれかが映った。

チラリと目を向けると、パンが盛られたバスケットを抱えるモモだった。


…あっ、いた。


〈それならいましたっ。おれの知り合いに。今、隣にいるんで連れて行きますね〉


そして、きぬゑさんに了解を得ると、モモを家から連れ出した。



モモといっしょに、今日の撮影スタジオへ。
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