♧♡四季島家のメイドさん♤♢
冬里くんの睨みに怯えて、男たちは足を絡ませながら逃げて行った。


「お前も、わかったならさっさとここから出て行ったほうがいいぜ」

「…って言われても、あたしは連れ込まれただけだし。それより、どうして冬里くんがここへ?」

「この路地裏、家までの近道だから」


どうやら、今日の冬里くんは歩きのよう。

自転車じゃこの路地裏は通りづらいけど、街にきたときは徒歩でここを通るのが早いんだそう。
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