♧♡四季島家のメイドさん♤♢
「…ん?どうかしましたか、春陽さん?」

「どうかしたのは、僕じゃないよ。桃ちゃんのほうだよ」

「え…?」


聞くと、最近あたしの元気がないような気がして、こうしておいしいケーキの差し入れを持ってきてくれたのだと。


「あたし…、顔に出てましたか…?」


メイドの仕事のときは、『常に明るく元気に』を心がけているつもりだったのにな。


「いや、そんなことないよ。ただ、なんとなくそう思っただけ」
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