♧♡四季島家のメイドさん♤♢
春陽さんは、『僕の気のせいならいいんだけどね』と言葉を続けた。


家では相変わらず、夏芽先輩のオフスタイルにキュンキュンして、秋都にいじめられる日々。

普段通りにしているつもりだったけど、もしかしたら春陽さんは、微妙なあたしの変化に気づいていたのかもしれない。


「桃ちゃん。僕でよかったら、相談相手になるからさ。話してみてよ」


春陽さんはそう言って、あたしの頭を優しく撫でた。
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