♧♡四季島家のメイドさん♤♢
桃ちゃんの元気いっぱいな姿に、いつも癒やされている。

だから、桃ちゃんにそんな顔は似合わない。


優しく頭を撫でてあげると、唇をキュッとつぐんでいた桃ちゃんがぽつりと呟いた。


「実は…」


桃ちゃんは、僕に話してくれた。


最近、学校で嫌がらせされていると。

桃ちゃんは、気にしていないというふうに平気な顔を見せていた。


…いや。

もしかしたら、そう自分に言い聞かせているのかもしれない。
< 540 / 1,015 >

この作品をシェア

pagetop