♧♡四季島家のメイドさん♤♢
確か、名前が“モモカ”だった気がする。


俺のその問いに、冬里はコクンと頷いた。


まさか、冬里があいつのことを名前で呼んでいるとは思わなかった。

そもそも女に興味のない冬里が、名前なんて覚えるはずもないから。


『モカ』と呼ぶ冬里に、なぜだか心の中がモヤモヤした。


あいつ…、この前は春兄に告られていた。

しかも、キスまでされそうになってたし。
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