♧♡四季島家のメイドさん♤♢
「あ…あたしだって、それくらいー…」

「べつに礼はいいよ。…俺のほうこそ、お前が大変な目にあっているのに、気づかなくて悪かったな」


背中を向けたままそう言うと、俺は保健室から出て行った。


最後は、いつもの地味女に戻っていてちょっと安心した。

やっぱり地味女に、涙なんて似合わねぇ。


だから、俺があいつを守ってやる。



その後、生徒会長命令で、地味女への嫌がらせを徹底的に排除した。
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