♧♡四季島家のメイドさん♤♢
夜空に咲き誇る花火に照らされて、屋上に1つの影が現れた。


そこにいたのは、あたしが今だけは絶対に絶対に会いたくなかった人物…。


「もしかして、ヘコんでんの?」


…秋都だっ。


秋都はニヤニヤしながら、あたしの頬をツンツンと突ついてくる。


…そんなの、言わなくたってヘコんでるに決まってるじゃん。

だって…。


「…あたし、マルチーズとして見られてたみたいだし」
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