♧♡四季島家のメイドさん♤♢
花火で照らされるわずかな明かりの中、そばにいる秋都と目が合う。


なんで、こんなときに限って…そんな言葉かけてくるのっ…。


「今日だって、冬里や夏兄なんかといっしょに、文化祭をまわってほしくなかった」

「…急にどうしたの?そんなこと言って」

「わからねぇ?生徒会の仕事さえなかったら、俺がお前を誘ってたっつってんだよ」


ガシャンと音がして、秋都があたしの顔のすぐそばのフェンスをつかむ。
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