期間
「僕の好きな人は、最近別れて、それから毎日電話してて、同じサークルの人だよ笑。」

直接名前を出すのは恥ずかしかった。
女々しい僕だ。

「え?まって、ほんとに?」

君は戸惑っていた。

僕は、
「ほんとだよ」
と答えた。

すると君は
「私も最近気になってる人がいるの、
電話してくれて、話してて楽しくて、同じサークルの人笑」

僕はもう死んでもいいと思うくらい嬉しかった。
とにかく嬉しかった。

気持ちを伝えてよかった。

あの時電話してよかった。

僕の長い長い片思いが身を結んだ瞬間だった。

そう思っていた。


君からの一言を聞くまでは、


< 25 / 34 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop