片思いウエディング~夫の不倫で!?離婚しましたが、コロナ禍で再婚して赤ちゃんを授かりました~
圭斗さんが仕出し弁当とペットボトルの緑茶を持って入って来た。
「凪斗は?」
「あ…此処でお昼寝中です」
圭斗さんはソファで眠る凪斗君を姿を見た。
「そうか…澪君には迷惑掛けたな…」
「いえ…」
*******
私達はダイニングテーブルの椅子に向かい合わせで腰を下ろした。
「澪には一番申し訳ないとコトをしたと思っている…この通りだ…すまない…澪」
圭斗さんはお弁当を食べる前に私に頭を下げた。
「…貴方は自分のトラブルに私や柊也さん達を巻き込みたくなかったんですよね…」
「でも、結果的に安堂のおかげで社長たちには迷惑を掛けた…彼が俺と沙織の不倫をでっちあげるなんて…俺も予想できなかった…俺の見込みが甘かった…安堂のモラハラによって鬱になった沙織を放っておけなかった。沙織が鬱になったのは全て俺のせい。俺は沙織に寄り添わないといけなかった」
「圭斗…さん」
「俺は君を傷つけた…本当にすまない」
圭斗さんは私に謝り続けた。
「もう昔の話です…私、お腹空いたし…食べましょう」
私は彼のエンドレスに続きそうな謝罪を畳み掛けて、お弁当の蓋を開けた。
「凪斗は?」
「あ…此処でお昼寝中です」
圭斗さんはソファで眠る凪斗君を姿を見た。
「そうか…澪君には迷惑掛けたな…」
「いえ…」
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私達はダイニングテーブルの椅子に向かい合わせで腰を下ろした。
「澪には一番申し訳ないとコトをしたと思っている…この通りだ…すまない…澪」
圭斗さんはお弁当を食べる前に私に頭を下げた。
「…貴方は自分のトラブルに私や柊也さん達を巻き込みたくなかったんですよね…」
「でも、結果的に安堂のおかげで社長たちには迷惑を掛けた…彼が俺と沙織の不倫をでっちあげるなんて…俺も予想できなかった…俺の見込みが甘かった…安堂のモラハラによって鬱になった沙織を放っておけなかった。沙織が鬱になったのは全て俺のせい。俺は沙織に寄り添わないといけなかった」
「圭斗…さん」
「俺は君を傷つけた…本当にすまない」
圭斗さんは私に謝り続けた。
「もう昔の話です…私、お腹空いたし…食べましょう」
私は彼のエンドレスに続きそうな謝罪を畳み掛けて、お弁当の蓋を開けた。