片思いウエディング~夫の不倫で!?離婚しましたが、コロナ禍で再婚して赤ちゃんを授かりました~
そんな高木先生に、圭斗さんがコンタクトを取り、テレビ電話で話をした。

『圭斗…お前も大変だったな…』

「お前こそ…」

『『ヘブンスホテル』も宿泊療養施設として稼働するんだな…』

「あぁ―俺がその責任者だ…」

『そっか…』

『…隣に澪さんが居るんだな…あの時は悪かったな…俺も圭斗に口止めされていて…何も言えなかった…』
高木先生は私の顔を見て、安心したような表情を浮かべる。

「隼也、誤解するな…俺と澪はよりを戻したワケじゃないぞ…彼女は俺の秘書だ…」

『秘書か・・・二人を見てると妻の瑞希と息子に会いたくなった…じゃあ…また…』

高木先生の方がタイムアウトで、短い時間の逢瀬となった。

「高木先生も大変ですね…」

「・・・そうだな…でも・・・会えて良かった…アイツが一番リスクの高い場所に居るんだ…俺には隼也が感染しないコトを祈るしかない出来ない…」

「圭斗さん…」

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