片思いウエディング~夫の不倫で!?離婚しましたが、コロナ禍で再婚して赤ちゃんを授かりました~
「社長も冗談が過ぎる…」
社長室を出た途端、圭斗さんは盛大な溜息を吐いて、悪態を付いた。
「圭斗さん…柊也さんに聞こえたら、どうするんですか?」
「澪は年が近いようだし…仲良く出来そうだな…」
「はい…」
私は圭斗さんをエレベーターホールまで見送る。
「…圭斗さんだって…柊也さんにスカウトされて、このホテルに来たはずですよ…柊也さんに対して恩はないんですか?」
「恩はあるが…それは別の話だ…」
「私は別の話だとは思いませんが…」
「…従順で大人しいと思っていたが、澪も俺にはっきりと自分を主張するようになったな…こうして、本音を言い合える仲も悪くないが…少し寂しい気もする…」
「圭斗さん!?」
「でも、凛香さんに俺達のコトは何も言わないでくれ…夫婦の秘密事は他人に知られたくない。例えば、夫婦の夜の営みとか…」
「私…そんな話は恥ずかしくて話せません…」
私は彼の言葉で顔を急激に赤くなる。
そして、彼に強く反発した。
「それを訊いて安心した…じゃあな」
圭斗さんは不敵に笑い、開いたドアの中に飛び込んで、コンシェルジュデスクに帰って行った。
社長室を出た途端、圭斗さんは盛大な溜息を吐いて、悪態を付いた。
「圭斗さん…柊也さんに聞こえたら、どうするんですか?」
「澪は年が近いようだし…仲良く出来そうだな…」
「はい…」
私は圭斗さんをエレベーターホールまで見送る。
「…圭斗さんだって…柊也さんにスカウトされて、このホテルに来たはずですよ…柊也さんに対して恩はないんですか?」
「恩はあるが…それは別の話だ…」
「私は別の話だとは思いませんが…」
「…従順で大人しいと思っていたが、澪も俺にはっきりと自分を主張するようになったな…こうして、本音を言い合える仲も悪くないが…少し寂しい気もする…」
「圭斗さん!?」
「でも、凛香さんに俺達のコトは何も言わないでくれ…夫婦の秘密事は他人に知られたくない。例えば、夫婦の夜の営みとか…」
「私…そんな話は恥ずかしくて話せません…」
私は彼の言葉で顔を急激に赤くなる。
そして、彼に強く反発した。
「それを訊いて安心した…じゃあな」
圭斗さんは不敵に笑い、開いたドアの中に飛び込んで、コンシェルジュデスクに帰って行った。