片思いウエディング~夫の不倫で!?離婚しましたが、コロナ禍で再婚して赤ちゃんを授かりました~
私と凛香さんはお母様にとって頭の痛い存在だと思う。
夜の帳が下り、ホテルの中で一番広い二階の宴会会場『天空の間』には続々と招待客が入って行った。
吉良CEO主催の立食パーティー。
吉良CEOが懇意にお付き合いされている名立たる人達で会場内は埋め尽くされていく。
政治家や大企業の社長、芸能人と多岐に渡った。
「澪」
吉良CEO達のお世話に付きながら、その合間を縫い圭斗さんは私に会いに来た。
「何ですか?圭斗さん」
「…ベージュのパーティードレスか…」
「はい」
光沢のある素材のノースリーブでオフショルダーのロングドレス。
イタリアの老舗ブランドのドレスで、お姉様に見立てて貰って購入した。
「澪にしては上出来だな」
「お姉様に見立てて貰いました…」
「そっか…尚の見立てか…耳許が寂しいな」
「えっ?」
圭斗さんは上着のポケットから小さなジュエリーケースを取り出す。
そして、私の耳にダイヤのイヤリングを着ける。
雫型で少し顔を動かせば、優雅に揺れた。
彼はもう片方の耳にも着けた。
彼からのジュエリーのプレゼントはエンゲージリング以来。
「ありがとう…」
「…落とさないようにしてくれよ…じゃ俺は吉良CEOの元に戻るよ」
「…はい」
突然のサプライズプレゼントに大きく胸を弾ませ、笑顔で彼を送る。
夜の帳が下り、ホテルの中で一番広い二階の宴会会場『天空の間』には続々と招待客が入って行った。
吉良CEO主催の立食パーティー。
吉良CEOが懇意にお付き合いされている名立たる人達で会場内は埋め尽くされていく。
政治家や大企業の社長、芸能人と多岐に渡った。
「澪」
吉良CEO達のお世話に付きながら、その合間を縫い圭斗さんは私に会いに来た。
「何ですか?圭斗さん」
「…ベージュのパーティードレスか…」
「はい」
光沢のある素材のノースリーブでオフショルダーのロングドレス。
イタリアの老舗ブランドのドレスで、お姉様に見立てて貰って購入した。
「澪にしては上出来だな」
「お姉様に見立てて貰いました…」
「そっか…尚の見立てか…耳許が寂しいな」
「えっ?」
圭斗さんは上着のポケットから小さなジュエリーケースを取り出す。
そして、私の耳にダイヤのイヤリングを着ける。
雫型で少し顔を動かせば、優雅に揺れた。
彼はもう片方の耳にも着けた。
彼からのジュエリーのプレゼントはエンゲージリング以来。
「ありがとう…」
「…落とさないようにしてくれよ…じゃ俺は吉良CEOの元に戻るよ」
「…はい」
突然のサプライズプレゼントに大きく胸を弾ませ、笑顔で彼を送る。