片思いウエディング~夫の不倫で!?離婚しましたが、コロナ禍で再婚して赤ちゃんを授かりました~
柊也さんは退院して、仕事にも復帰して来た。
凛香さんは休憩中で不在。
「桜木さん、澪さん君たちは俺に隠してるよな…」
柊也さんは険しい顔で私達を見た。
「何の話ですか?」
圭斗さんは問い返した。
「惚けないで下さい…これです」
柊也さんが目の前のローテーブルに置いたのは吉良CEOからの柊也さん宛の電子メールのコピーだった。
私達は柊也さんの座るソファ椅子の脇に立つ黒沼さんの方を見つめる。
「プリントアウトして保存していたメールのコピーを見つけられてしまったんです。申し訳ありません」
メール自体はお母様の命令で削除していた。
「・・・副社長が俺にカラダを気に掛けて…口止めしたようだけど…」
「申し訳ありません…社長」
圭斗さんは柊也さんに頭を下げた。
「で・・・情報を漏洩した者は特定できたのか?」
「…私が信用して共に吉良CEOのお世話していた部下の森坂でした…彼には今自宅待機を命じ、出勤を停止しております…」
「桜木さんの直接の部下か…」
「…ギャンブルで作った借金の返済の為に情報を売ったと説明しておりました…申し訳ありません…今後、このようなコトが無いよう…チーフとして部下の教育を徹底させます」
圭斗さんは何度も柊也さんに頭を下げた。
「・・・森坂の処分は追って幹部会議で決定する…桜木さんも処分は免れないと思うけど…覚悟しておいて」
「はい…肝に銘じておきます」
「話は以上だ」
凛香さんは休憩中で不在。
「桜木さん、澪さん君たちは俺に隠してるよな…」
柊也さんは険しい顔で私達を見た。
「何の話ですか?」
圭斗さんは問い返した。
「惚けないで下さい…これです」
柊也さんが目の前のローテーブルに置いたのは吉良CEOからの柊也さん宛の電子メールのコピーだった。
私達は柊也さんの座るソファ椅子の脇に立つ黒沼さんの方を見つめる。
「プリントアウトして保存していたメールのコピーを見つけられてしまったんです。申し訳ありません」
メール自体はお母様の命令で削除していた。
「・・・副社長が俺にカラダを気に掛けて…口止めしたようだけど…」
「申し訳ありません…社長」
圭斗さんは柊也さんに頭を下げた。
「で・・・情報を漏洩した者は特定できたのか?」
「…私が信用して共に吉良CEOのお世話していた部下の森坂でした…彼には今自宅待機を命じ、出勤を停止しております…」
「桜木さんの直接の部下か…」
「…ギャンブルで作った借金の返済の為に情報を売ったと説明しておりました…申し訳ありません…今後、このようなコトが無いよう…チーフとして部下の教育を徹底させます」
圭斗さんは何度も柊也さんに頭を下げた。
「・・・森坂の処分は追って幹部会議で決定する…桜木さんも処分は免れないと思うけど…覚悟しておいて」
「はい…肝に銘じておきます」
「話は以上だ」