蒼月の約束
おばあちゃんは、亜里沙の言うことを聞いたのか、言いたいことを言って満足したのか、ご飯が終わると部屋へと戻って行った。
夏が終わりに近づき、秋の心地よい乾いた風が吹いている。
庭先にあるベランダから、外を眺めていると木がさわさわ揺れているのが見える。
なんてのんびりした時間だろう…
東京で仕事をしていた昨日までが、まるで夢のように感じる。
朝5時には起きて、朝ごはんも食べずに出社する。
基本的には一番乗りし、まだ終わっていない仕事を片付ける。
そして、糖分が必要になる頭のために買ってきた、生クリームが沢山乗った甘いドリンクと菓子パンを食べ終わった頃に、少しずつ人が増えてくる。
もちろん夜も遅くまで仕事をするのが日課になっているため、休憩時間にコンビニまで走り夜食用の食べ物を引き出しの中にストックしておく。
お腹が空いたらそれを食べ、最終電車まで粘って仕事を続ける毎日を送っていた。
それが染みついているせいか、じっとしているのが落ち着かなくなり朱音は立ち上がった。
奥にいるお母さんに声をかける。
「ちょっと散歩してくる~」
お母さんの「はーい」という声と共に、亜里沙もやって来た。
「私も行く!」
夏が終わりに近づき、秋の心地よい乾いた風が吹いている。
庭先にあるベランダから、外を眺めていると木がさわさわ揺れているのが見える。
なんてのんびりした時間だろう…
東京で仕事をしていた昨日までが、まるで夢のように感じる。
朝5時には起きて、朝ごはんも食べずに出社する。
基本的には一番乗りし、まだ終わっていない仕事を片付ける。
そして、糖分が必要になる頭のために買ってきた、生クリームが沢山乗った甘いドリンクと菓子パンを食べ終わった頃に、少しずつ人が増えてくる。
もちろん夜も遅くまで仕事をするのが日課になっているため、休憩時間にコンビニまで走り夜食用の食べ物を引き出しの中にストックしておく。
お腹が空いたらそれを食べ、最終電車まで粘って仕事を続ける毎日を送っていた。
それが染みついているせいか、じっとしているのが落ち着かなくなり朱音は立ち上がった。
奥にいるお母さんに声をかける。
「ちょっと散歩してくる~」
お母さんの「はーい」という声と共に、亜里沙もやって来た。
「私も行く!」