蒼月の約束
「これ、ここ。黄金のペガサスの羽根には、風の精霊の呼び出し方法が書かれている。元々予言を授ける時にのみ姿を現す精霊だが、自ら呼び出したい時にはペガサスの黄金の羽根を探す必要がある」
「その羽根にのみ、風の精霊の召喚方法は書かれている」
リーシャが考え込むように言い、その続きをサーシャが継いだ。
「それを見つけないと、精霊を呼び出すことが出来ない。女王にとっても、精霊召喚は簡単なことではなさそうですね」
「もしかしてさ、精霊の書って、全ての精霊の召喚に必要なこととか、必要な物が詳しく書かれている本なんじゃないの?」
ふと思いついたエルミアが言った。
リーシャ、サーシャ、ナターシャが顔を見合わせた。
「それは、あり得ますね」
「確かに…」
「王子も仰っていましたが、恐らく女王は、今、精霊の書を探し回っている途中かと思われます。
ミアさまが呪いを解いたということも伝わっていると思うので、焦っているかもしれません。
私たちも急ぐ必要がありそうですね」
エルミアは、風の精霊のページから別のところへと本をパラパラとめくっていた。
「そう言えばさ、風の精霊は、エルフの王でしょ?他の精霊は、どこに予言を持って行くの?」
「探してみましょう」
いつの間にか、腕いっぱいに本を抱えていたサーシャが、既にナターシャが持って来た山積みになっている上にさらなる本を乗せた。
「これ…時間かかりそうだね」
既に気が滅入っているエルミアに向かって三人は嬉しそうにほほ笑んだ。
「頑張りましょう!」
「その羽根にのみ、風の精霊の召喚方法は書かれている」
リーシャが考え込むように言い、その続きをサーシャが継いだ。
「それを見つけないと、精霊を呼び出すことが出来ない。女王にとっても、精霊召喚は簡単なことではなさそうですね」
「もしかしてさ、精霊の書って、全ての精霊の召喚に必要なこととか、必要な物が詳しく書かれている本なんじゃないの?」
ふと思いついたエルミアが言った。
リーシャ、サーシャ、ナターシャが顔を見合わせた。
「それは、あり得ますね」
「確かに…」
「王子も仰っていましたが、恐らく女王は、今、精霊の書を探し回っている途中かと思われます。
ミアさまが呪いを解いたということも伝わっていると思うので、焦っているかもしれません。
私たちも急ぐ必要がありそうですね」
エルミアは、風の精霊のページから別のところへと本をパラパラとめくっていた。
「そう言えばさ、風の精霊は、エルフの王でしょ?他の精霊は、どこに予言を持って行くの?」
「探してみましょう」
いつの間にか、腕いっぱいに本を抱えていたサーシャが、既にナターシャが持って来た山積みになっている上にさらなる本を乗せた。
「これ…時間かかりそうだね」
既に気が滅入っているエルミアに向かって三人は嬉しそうにほほ笑んだ。
「頑張りましょう!」