妹を溺愛する兄が先に結婚しました
翌朝。
女バスは午前練、男バスは午後練。
「おっす!」
なのに、なんで和奏は私より早起きなの?
「ふわぁ〜、おはよう……」
欠伸しながら和奏に挨拶を返す。
ちゃんと寝れたと思ったんだけどな。
学校に着いて、
まだ部活が始まってないのに身体が重い。
「あ、爽。おはよう」
先に部室に来ていた爽に挨拶する。
「うん、おはよう……」
心なしか元気がない爽。
「爽……?」
「私、先行くね」
ロッカーの扉をバンッと閉めて、爽は逃げるように部室を出ていった。
……避けられた?
私の嫌な予感は十中八九当たるけど、この時ばかりは外れてほしいと願う。
その後の部活はいつも通り。
ボーッとしてる時間はあったけど、キャプテンとして声出して厳しく時に優しく、笑顔を見せる爽。
私も途中からは部活に集中して、爽のことを気にしていられなくなった。
女バスは午前練、男バスは午後練。
「おっす!」
なのに、なんで和奏は私より早起きなの?
「ふわぁ〜、おはよう……」
欠伸しながら和奏に挨拶を返す。
ちゃんと寝れたと思ったんだけどな。
学校に着いて、
まだ部活が始まってないのに身体が重い。
「あ、爽。おはよう」
先に部室に来ていた爽に挨拶する。
「うん、おはよう……」
心なしか元気がない爽。
「爽……?」
「私、先行くね」
ロッカーの扉をバンッと閉めて、爽は逃げるように部室を出ていった。
……避けられた?
私の嫌な予感は十中八九当たるけど、この時ばかりは外れてほしいと願う。
その後の部活はいつも通り。
ボーッとしてる時間はあったけど、キャプテンとして声出して厳しく時に優しく、笑顔を見せる爽。
私も途中からは部活に集中して、爽のことを気にしていられなくなった。