妹を溺愛する兄が先に結婚しました
妹が強くあるために
今日から男子バスケ部、女子バスケ部共に4泊5日の合宿。
使用する体育館は違うけど宿泊所は同じなので、一緒に貸し切りバスで行く。
バスに乗り込んで、適当な窓際の席に座った。
こういう時、いつもなら隣に爽が座るんだけど、後から乗り込んできた爽はさっさと前方の席に座ってしまった。
ボーッと窓の外を眺める。
バスの左横には兄のセダンが止まっていて、兄は自分の車で合宿所まで行くことになっている。
兄に自分の車に乗らないか誘われたけど、
……断らなきゃ良かったかなー。
なんて考えていると、隣に人が座った。
振り向くと。
「時原……!」
……ビックリ。
隣に座ったのは時原だった。
みんながバスケ部ジャージを着ている中、時原は大きめのパーカーを羽織ってフードを被っている。
イヤホンを耳から外して、言った。
「おはよう。隣いい?」
「うん、いいよ」
最近は練習が被らなかったから会うのは久しぶり。
こんな気持ちの時でも嬉しくなる。
……やっぱりバスにして良かった。
使用する体育館は違うけど宿泊所は同じなので、一緒に貸し切りバスで行く。
バスに乗り込んで、適当な窓際の席に座った。
こういう時、いつもなら隣に爽が座るんだけど、後から乗り込んできた爽はさっさと前方の席に座ってしまった。
ボーッと窓の外を眺める。
バスの左横には兄のセダンが止まっていて、兄は自分の車で合宿所まで行くことになっている。
兄に自分の車に乗らないか誘われたけど、
……断らなきゃ良かったかなー。
なんて考えていると、隣に人が座った。
振り向くと。
「時原……!」
……ビックリ。
隣に座ったのは時原だった。
みんながバスケ部ジャージを着ている中、時原は大きめのパーカーを羽織ってフードを被っている。
イヤホンを耳から外して、言った。
「おはよう。隣いい?」
「うん、いいよ」
最近は練習が被らなかったから会うのは久しぶり。
こんな気持ちの時でも嬉しくなる。
……やっぱりバスにして良かった。