妹を溺愛する兄が先に結婚しました
折部くんは去り際に私の肩をポンと叩いて……、
「ま、上手くやれよ」と言い残した。
そんな彼の背中を見送りながら、思う。
……ごめんね、折部くん。
あなたを傷つけてしまったけど、
それでも私はこの未来になって良かったと思っている。
今でも折部くんを好きだったら、きっと時原を好きになっていない。
苦しい思いもしたけど、私は今が最高の未来だと言い切れる。
どうしようもなく時原が好きだから。
「ま、上手くやれよ」と言い残した。
そんな彼の背中を見送りながら、思う。
……ごめんね、折部くん。
あなたを傷つけてしまったけど、
それでも私はこの未来になって良かったと思っている。
今でも折部くんを好きだったら、きっと時原を好きになっていない。
苦しい思いもしたけど、私は今が最高の未来だと言い切れる。
どうしようもなく時原が好きだから。