妹を溺愛する兄が先に結婚しました
「こうなりゃ、バスケバカになってやるー!」
「それはいい心がけだ。まあ、24日は部活終わりに男バスと女バスでクリスマスパーティー開くけどね」
「え、そうなんですか⁉︎」
「うん。毎年の恒例行事。彼氏彼女持ちは参加しないけどね」
「そうなんですねー。
てか、男バスとばかりですね。どうりでバスケ部内カップルが多いわけですよ」
ま、今年は家族ではなく部活仲間とのクリスマスになりそうで良かった。
***
「おーい、真崎」
「あ、キャプテン。お疲れ様です」
名前を呼ばれて振り向くと、男バスのキャプテンがいた。
「真崎、バスケ部のクリパ参加するんだよな?」
「しますよ、彼氏いないですからね」
「あ、彼氏いないんだ」
「えぇ、残念ながら。あ、先輩が彼氏になってくれます?」
そんな冗談を言って、突かれる。
「先輩を揶揄うな。
……じゃなくて、真崎先生呼べる?」
「お兄ちゃんも呼ぶんですか?」
「一応ね。去年も呼んだんだけど来なくて。
妹が誘えば来てくれるかなって」
「あー……どうでしょう。一応誘ってみます」
「よろしく」
先輩と別れた。
「それはいい心がけだ。まあ、24日は部活終わりに男バスと女バスでクリスマスパーティー開くけどね」
「え、そうなんですか⁉︎」
「うん。毎年の恒例行事。彼氏彼女持ちは参加しないけどね」
「そうなんですねー。
てか、男バスとばかりですね。どうりでバスケ部内カップルが多いわけですよ」
ま、今年は家族ではなく部活仲間とのクリスマスになりそうで良かった。
***
「おーい、真崎」
「あ、キャプテン。お疲れ様です」
名前を呼ばれて振り向くと、男バスのキャプテンがいた。
「真崎、バスケ部のクリパ参加するんだよな?」
「しますよ、彼氏いないですからね」
「あ、彼氏いないんだ」
「えぇ、残念ながら。あ、先輩が彼氏になってくれます?」
そんな冗談を言って、突かれる。
「先輩を揶揄うな。
……じゃなくて、真崎先生呼べる?」
「お兄ちゃんも呼ぶんですか?」
「一応ね。去年も呼んだんだけど来なくて。
妹が誘えば来てくれるかなって」
「あー……どうでしょう。一応誘ってみます」
「よろしく」
先輩と別れた。