闇夜ヨルの恐怖記録 1
☆☆☆
家に戻ってすぐに自室へ向かおうとしたミハルだったが、リビングから出てきたお母さんに呼び止められてしまった。
「なに?」
気だるそうに返事をしてリビングへ入る。
「今日の調理実習はどうだったの?」
その質問にミハルは仏頂面になってしまった。
黙り込んでいるミハルを見てお母さんは軽く笑う。
「ケーキ作りなんて今までしたことがないのに、急に作るとか言い出すからビックリしたのよ?」
「でも、夢の中ではうまくいったし」
お母さんには聞こえないような声で答える。
「もう1度、ちゃんと作ってみない? 今度はお母さんと一緒に」
「え?」
「ほら、材料はもう買ってきてあるんだから。早く手を洗って準備してきなさい」
お母さんに急かされて、ミハルは言われるがままに洗面所へと向かったのだった。
家に戻ってすぐに自室へ向かおうとしたミハルだったが、リビングから出てきたお母さんに呼び止められてしまった。
「なに?」
気だるそうに返事をしてリビングへ入る。
「今日の調理実習はどうだったの?」
その質問にミハルは仏頂面になってしまった。
黙り込んでいるミハルを見てお母さんは軽く笑う。
「ケーキ作りなんて今までしたことがないのに、急に作るとか言い出すからビックリしたのよ?」
「でも、夢の中ではうまくいったし」
お母さんには聞こえないような声で答える。
「もう1度、ちゃんと作ってみない? 今度はお母さんと一緒に」
「え?」
「ほら、材料はもう買ってきてあるんだから。早く手を洗って準備してきなさい」
お母さんに急かされて、ミハルは言われるがままに洗面所へと向かったのだった。