闇夜ヨルの恐怖記録 1
☆☆☆
それから2人でケーキ作りを始めた。
今度はしっかりとケーキ作りの本を見て、忠実に再現していく。
「わぁ、スポンジがフカフカ!」
オーブンから取り出したスポンジケーキは学校でつくったときの倍は膨らんでいた。
それでもまだ少し膨らみが少ないくらいだったが、ミハルの心は高鳴った。
「いい感じじゃない。次は生クリームね」
スポンジを横に半分にカットして生クリームを乗せていく。
どれだけ慎重に包丁を入れても、やっぱりスポンジはガタガタになってしまった。
「これはまぁ、練習あるのみよね」
お母さんに言われて力なく頷く。
それからトッピングを乗せて完成だった。
学校でつくったものよりも幾分マシな気もするけれど、まだまだお店を持てるような状態じゃないことは一目瞭然だった。
本に書いてあるとおりのことも作れないなんてと、落胆してしまう。
しかし、出来上がったケーキを取り分けて一口食べると、美味しさが口いっぱいに広がった。
「うん。美味しいじゃない」
お母さんも頬をピンク色に染めて何度も頷いた。
「本当だ美味しい」
それから2人でケーキ作りを始めた。
今度はしっかりとケーキ作りの本を見て、忠実に再現していく。
「わぁ、スポンジがフカフカ!」
オーブンから取り出したスポンジケーキは学校でつくったときの倍は膨らんでいた。
それでもまだ少し膨らみが少ないくらいだったが、ミハルの心は高鳴った。
「いい感じじゃない。次は生クリームね」
スポンジを横に半分にカットして生クリームを乗せていく。
どれだけ慎重に包丁を入れても、やっぱりスポンジはガタガタになってしまった。
「これはまぁ、練習あるのみよね」
お母さんに言われて力なく頷く。
それからトッピングを乗せて完成だった。
学校でつくったものよりも幾分マシな気もするけれど、まだまだお店を持てるような状態じゃないことは一目瞭然だった。
本に書いてあるとおりのことも作れないなんてと、落胆してしまう。
しかし、出来上がったケーキを取り分けて一口食べると、美味しさが口いっぱいに広がった。
「うん。美味しいじゃない」
お母さんも頬をピンク色に染めて何度も頷いた。
「本当だ美味しい」