闇夜ヨルの恐怖記録 1
こんなのどうせ嘘に決まっている。


これはただの接着剤で、おもしろグッズのようなものなんだ。


信用なんてしていない。


それでもセイコの心臓はドクドクと高鳴っていた。


万が一、億が一でも本当に人の心と心をくっつけるものだったら?


自分とユウキをくっつけることだってできるかもしれないんだ。


そう思った時、5時間目の授業が始まるチャイムがなり始めた。


セイコは慌てて購入ボタンをタップして、そのままトイレからかけでたのだった。
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