闇夜ヨルの恐怖記録 1
☆☆☆
「ミハル、目の下真っ黒じゃない!!」
C組の教室に入った時、チアキがそう言いながら駆け寄ってきた。
「え?」
ミハルは首をかしげる。
確かに最近少し疲れているような気もするけれど睡眠はしっかりと取っている。
あのすばらしい夢を見るために夜ふかしなんてしていないんだから。
「チアキは心配しすぎなんだよ」
ミハルはそう言って自分の席に座った。
体がずっしりと重たくて、1度座ったらもう二度と立ち上がれないような感覚がした。
「本当に? ちゃんと自分の顔を確認してみてよ」
チアキに手鏡を渡されて自分の顔を確認する。
その瞬間思わず悲鳴をあげそうになって、手で口を塞いだ。
鏡に移っていたのはあの老婆だったのだ。
老婆がキャンディーをこちらに差し出している。
『ほうら、お食べ。お前の大好きな夢が見られるキャンディーだよ』
しわがれた声が鏡の中から聞こえてくる。
「イヤッ!」
手鏡を取り落してしまいそうになり、チアキが慌てて手をのばす。
「ミハル?」
そろそろと顔を向けるとそこに移っていたのは老婆ではなく、自分の顔だった。
チアキが心配している通り目の下にはクマができていて、中学生だというのこ小じわができている。
「ミハル、目の下真っ黒じゃない!!」
C組の教室に入った時、チアキがそう言いながら駆け寄ってきた。
「え?」
ミハルは首をかしげる。
確かに最近少し疲れているような気もするけれど睡眠はしっかりと取っている。
あのすばらしい夢を見るために夜ふかしなんてしていないんだから。
「チアキは心配しすぎなんだよ」
ミハルはそう言って自分の席に座った。
体がずっしりと重たくて、1度座ったらもう二度と立ち上がれないような感覚がした。
「本当に? ちゃんと自分の顔を確認してみてよ」
チアキに手鏡を渡されて自分の顔を確認する。
その瞬間思わず悲鳴をあげそうになって、手で口を塞いだ。
鏡に移っていたのはあの老婆だったのだ。
老婆がキャンディーをこちらに差し出している。
『ほうら、お食べ。お前の大好きな夢が見られるキャンディーだよ』
しわがれた声が鏡の中から聞こえてくる。
「イヤッ!」
手鏡を取り落してしまいそうになり、チアキが慌てて手をのばす。
「ミハル?」
そろそろと顔を向けるとそこに移っていたのは老婆ではなく、自分の顔だった。
チアキが心配している通り目の下にはクマができていて、中学生だというのこ小じわができている。