闇夜ヨルの恐怖記録 1
ポケットから取り出すと、赤色のキャンディーには少しホコリがついていた。


それも気にせず口の中に放り込む。


イチゴの甘い味が口いっぱいに広がって、ミハルを幸せな気分にしてくれる。


「美味し~い!」


得意科目で悪い点数を取ってしまったことなんて、すぐに頭の中から消えていった。


代わりに強い眠気を感じてミハルは洋式トイレに座り込んだ。


こんなところで寝ちゃダメ。


そう思っても抗えない眠気に吸い込まれていったのだった。
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