闇夜ヨルの恐怖記録 1
☆☆☆
ミハルはトリマーになっていた。
お客さんが連れてくる可愛い犬の毛を狩り、サッパリさせてあげるお仕事だ。
犬は高いところが苦手で大人しくなるので、作業台はミハルの腰より少し高いくらいの位置にある。
それからミハルは警察官にもなった。
制服を着て街の中を巡回していると、「ひったくり!」という女性の声が聞こえてきて走り出す。
80代近い女性は必死で犯人が逃げた方向を指差していた。
「おばあさん安心してください、私が取り戻してきますから!」
ミハルはおばあさんへ向けて声をかけると、犯人が逃げた方へ駆け出した。
そこは広い公園で、休日の今日は沢山の人でごった返している。
カップルや家族連れを避けながら走ると前方に逃げていく黒い服の男を見つけた。
その手には紫色のカバンが握りしめられている。
ミハルはトリマーになっていた。
お客さんが連れてくる可愛い犬の毛を狩り、サッパリさせてあげるお仕事だ。
犬は高いところが苦手で大人しくなるので、作業台はミハルの腰より少し高いくらいの位置にある。
それからミハルは警察官にもなった。
制服を着て街の中を巡回していると、「ひったくり!」という女性の声が聞こえてきて走り出す。
80代近い女性は必死で犯人が逃げた方向を指差していた。
「おばあさん安心してください、私が取り戻してきますから!」
ミハルはおばあさんへ向けて声をかけると、犯人が逃げた方へ駆け出した。
そこは広い公園で、休日の今日は沢山の人でごった返している。
カップルや家族連れを避けながら走ると前方に逃げていく黒い服の男を見つけた。
その手には紫色のカバンが握りしめられている。