闇夜ヨルの恐怖記録 1
夢の中のミハルは今度はパティシエになっていた。
「大野さん、見てくださいこれ!」
弟子である女性がミハルに賞状を見せてきた。
それは全国ケーキ選手権の最優秀賞と書かれている。
「すごいじゃない! いつの間にコンテストに出たの?」
「えへへ。コンテストに参加すること、黙っていてごめんなさい。でも自身がなくて、言えなかったんです」
「そうだったの。私もそのコンテストで最優秀賞をもらって、ここまで来たのよ」
嬉しそうに言うミハルに女性は真剣な表情になった。
「これからは、私も本気でミハルさんを追い越しに行きますから」
その言葉にミハルの心臓がドクンッと跳ねた。
弟子を取るということは、ここをいつか卒業していくと行くことだ。
わかっていたはずなのにかすかに焦りを感じた。
「もちろんよ。楽しみにしているわね」
ミハルは精一杯の笑顔を浮かべて、そう答えたのだった。
「大野さん、見てくださいこれ!」
弟子である女性がミハルに賞状を見せてきた。
それは全国ケーキ選手権の最優秀賞と書かれている。
「すごいじゃない! いつの間にコンテストに出たの?」
「えへへ。コンテストに参加すること、黙っていてごめんなさい。でも自身がなくて、言えなかったんです」
「そうだったの。私もそのコンテストで最優秀賞をもらって、ここまで来たのよ」
嬉しそうに言うミハルに女性は真剣な表情になった。
「これからは、私も本気でミハルさんを追い越しに行きますから」
その言葉にミハルの心臓がドクンッと跳ねた。
弟子を取るということは、ここをいつか卒業していくと行くことだ。
わかっていたはずなのにかすかに焦りを感じた。
「もちろんよ。楽しみにしているわね」
ミハルは精一杯の笑顔を浮かべて、そう答えたのだった。