闇夜ヨルの恐怖記録 1
夢へ向けて
それから一ヶ月後。
ミハルは自宅のキッチンでケーキを作っていた。
そばにはお母さんとマイコとチアキの姿もある。
「できた!」
スポンジケーキの回りに生クリームをぬって、イチゴをトッピングしたミハルは大きく息を吐き出す。
「すごい! 今までで一番綺麗じゃない?」
「本当だ! これならお店に並んでいても不思議じゃないね」
マイコとチアキは美味しそうなケーキに目を輝かせている。
「お母さん、味見をお願い」
「任せて」
お母さんはフォークを手に持つと、ひとくちすくって口に入れた。
「うん、美味しいわ! 随分上達したんじゃない?」
その言葉にミハルは頬を赤らめて頷く。
退院してからのミハルは将来の夢をひとつに決めて、毎日ケーキ作りを頑張っていたのだ。
「私たちもミハルに負けないように頑張らなきゃね」
マイコとチアキは目を見かわせてほほえみあったのだった。
ミハルは自宅のキッチンでケーキを作っていた。
そばにはお母さんとマイコとチアキの姿もある。
「できた!」
スポンジケーキの回りに生クリームをぬって、イチゴをトッピングしたミハルは大きく息を吐き出す。
「すごい! 今までで一番綺麗じゃない?」
「本当だ! これならお店に並んでいても不思議じゃないね」
マイコとチアキは美味しそうなケーキに目を輝かせている。
「お母さん、味見をお願い」
「任せて」
お母さんはフォークを手に持つと、ひとくちすくって口に入れた。
「うん、美味しいわ! 随分上達したんじゃない?」
その言葉にミハルは頬を赤らめて頷く。
退院してからのミハルは将来の夢をひとつに決めて、毎日ケーキ作りを頑張っていたのだ。
「私たちもミハルに負けないように頑張らなきゃね」
マイコとチアキは目を見かわせてほほえみあったのだった。