闇夜ヨルの恐怖記録 1
トオコは一人ぼっちになったのだと思っていた。


でも違う。


ちゃんとそばにいて、心配してくれている人がいる。


しかもそれはセイコが好きだった相手だ。


悔しさがこみ上げてきて下唇を噛みしめる。


絶対に許さない!


そんな感情に突き動かされるようにして、セイコは歩き出したのだった。
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