闇夜ヨルの恐怖記録 1
☆☆☆
ユウキはとても優しかった。
休憩時間になると必ずセイコの席にやってきてくれるし、ご飯も一緒に食べるようになった。
その分ハルナとカナと過ごす時間は減ったけれど、2人共セイコのことをちゃんと理解してくれていて、邪魔にならないように距離を取ってくれていた。
「セイコ、今度の休み一緒に遊園地に行かないか?」
ある日の昼休憩中。
給食を食べ終えたところでユウキが遊園地のチケットを二枚見せてきた。
「え、行く行く!」
セイコは大きな声で答える。
中学生になってから友達とテーマパークへ遊びに行ったことなんて1度もなかった。
それが、彼氏と一緒に行くことができるなんて、夢みたいだ。
「喜んでくれてよかった」
ユウキがホッとしたように微笑む。
「でもサッカーの練習は?」
「大丈夫。土曜日か日曜日、どっちかに参加すればいいんだ」
それなら甘えても大丈夫そうだ。
セイコは今から休日が楽しみで仕方なかったのだった。
ユウキはとても優しかった。
休憩時間になると必ずセイコの席にやってきてくれるし、ご飯も一緒に食べるようになった。
その分ハルナとカナと過ごす時間は減ったけれど、2人共セイコのことをちゃんと理解してくれていて、邪魔にならないように距離を取ってくれていた。
「セイコ、今度の休み一緒に遊園地に行かないか?」
ある日の昼休憩中。
給食を食べ終えたところでユウキが遊園地のチケットを二枚見せてきた。
「え、行く行く!」
セイコは大きな声で答える。
中学生になってから友達とテーマパークへ遊びに行ったことなんて1度もなかった。
それが、彼氏と一緒に行くことができるなんて、夢みたいだ。
「喜んでくれてよかった」
ユウキがホッとしたように微笑む。
「でもサッカーの練習は?」
「大丈夫。土曜日か日曜日、どっちかに参加すればいいんだ」
それなら甘えても大丈夫そうだ。
セイコは今から休日が楽しみで仕方なかったのだった。